頭痛の原因は色々有ります。代表的なものを挙げると以下の様なものが有りますね。
- ストレス
- 寝過ぎ・寝不足
- 疲労
- 空腹
- 風邪・二日酔い
- ホルモンバランスの乱れ etc
そして、今回は「水分不足による頭痛」について解説していきたいと思います。水分不足で頭痛なんて起こるの!?と疑問に思うかもしれませんが、結構これが原因で頭痛になっている人は多いようです。
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水分不足が頭痛を引き起こす理由
体内の水分が不足すると、当然体の中を巡っている血液中の水分(*1)も不足します。
血液中の水分が不足するとどうなるか・・・?血液濃度が上昇(*2)して血液がドロドロになり血行不良を起こします(血液の巡りが悪くなる)。
血の巡りが悪くなると、血の流れをスムーズにするために血管を拡張する動きが生じます。そして、血管が拡張することによって周囲の神経が刺激され、頭痛へと繋がります。
水分不足により頭痛が発生するメカニズムは以上の通りです。
水分不足による頭痛への対処法は水を飲むこと!
対処法はただ一つ「こまめに水を飲むこと」です。コレしか有りません。
ポイントは喉の乾きを感じる前にチビリチビリと水を飲んでおくこと。少し喉が乾いたな・・・と感じた時点で水分補給のタイミングとしては遅すぎます!
ちなみに、「喉が乾いたな・・・」と感じた時点で体内の水分損失率は1%~2%になっているはずなので、既に血液濃度の上昇が始まる段階です。血の巡りを悪くしないためにも早め早めの水分補給を心がけましょう。
こんな生活をしている人は要注意
水分不足による頭痛になりやすい人は、以下の様な生活習慣の人です。代表的なものを幾つか挙げてみましょう!
①ダイエット中で食事制限をしている人
人間は1日あたり大体2.2L~2.5Lの水分を摂取していますが、全てを飲料水から摂取している訳では有りません。実は食べ物からも水分を摂取しているんです。人によって食事の量が変わるので一概に言えませんが、平均して1日あたり0.7L~1Lは食べ物から水分を摂取しています。
そのため、食事制限ダイエットをしている人は必然的に「食べ物から取り入れる水分の量」が不足しますので、体が水分不足に陥りやすいのです。
②水太りやむくみを避けて水分摂取に制限を加えている人
特に女性に多いのですが、「私は水太りしやすい体質だから・・・」とか「むくみを抑えたいから!」という理由で水分を抑える人がいます。
「水太りの解消法」でも書いていますが、水分摂取量を制限しても特に意味は有りません。むしろ悪化させます。その上、体が水分不足を起こすといろいろ弊害発生しますので、水分摂取量に制限を加えるのは止めておいた方が良いです。
③アルコールをよく飲む人
二日酔いは頭痛に原因になりますが、それとは別の理由でアルコールを飲む人は要注意です。なぜならアルコールには利尿作業が有り、摂取したアルコール量以上の水分が尿として排出されてしまうからです。
出て行った分をミネラルウォーターなどで十分に補充できる人であれば問題有りませんが、夜寝る前や朝起きた時に水を飲む習慣が無い人は注意して下さいね。
まとめ
頭痛はもはや国民病とも言える病気で、日本全国で3,000万人以上の人が苦しんでいるようです。
「たかが頭痛くらい我慢していれば治るだろう・・・」と、軽く考えてしまいがちですが、ほっておくと日常生活にまで支障を与えるようになってしまう可能性が有りますし、脳出血やクモ膜下出血など別の病気が原因で頭痛が発生している場合も有ります。
しばらく経っても頭痛が治らないようであれば、医療機関の診察を受けてキッチリと原因を把握し、適切な対処を取るようにしてください。
なお、(水分不足以外の理由による)頭痛の原因や対処方法に関しては、下記サイトの記事が非常に詳しかったので、気になる方はこちらもチェックしてみましょう。